太陽光パネルが設置された屋根塗装は必要?脱着しなければならない?

近年では太陽光パネルを設置した戸建て住宅は多くありますが、約10年程度で屋根・外壁のメンテナンス時期になるため、10年程度で塗り替え工事を検討している方もいるでしょう。
屋根塗装は必須と言われていますが、そもそも太陽光パネルが設置してある屋根の塗装は必要なのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

  • 太陽光パネルが設置された屋根の塗装は必要?
  • パネルが設置された屋根の塗装トラブル防止策
  • よくある質問と回答

当ページを読む事で、主に上記のような事が分かります。
基本的には、太陽光パネルが全面に設置された屋根塗装は必要ありませんが、塗装工事が必要なケースもあります。

屋根の塗装工事を行う場合には、注意点などを知っておく事は非常に重要です。
当ページでは、太陽光パネルの設置がある屋根で塗装が必要なケース・不要なケース、最適な塗装方法・注意点などについて解説しています。

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太陽光パネルがある場合の屋根塗装は必要?

太陽光パネルがある場合の屋根塗装

太陽光パネルを設置していれば、「屋根塗装は不要?」と考える方もいるかもしれません。
屋根が劣化する原因は、基本的には紫外線や雨、風などですが、太陽光パネルがある場合には、屋根を紫外線などから守る役割を果たしています。

そのため、太陽光パネルが全面に設置されている屋根は塗り替えの必要がないでしょう。
ただ、太陽光パネルが屋根の全面に設置されているケースも少ないため、基本的には必要になるケースが多いと言えます。

屋根塗装が不要なケースや、塗装の必要性・意味など、下記のような項目を解説していきます。

屋根塗装は必要?

・屋根塗装が不要なケースは?
・基本的には塗装必須と考える!
・屋根塗装は雨漏り防止に繋がる

屋根塗装が不要なケースは?

屋根塗装が不要なケースは、以下です。

  • 塗装不要な屋根材を使用している(粘土瓦・陶器瓦)
  • 太陽光パネルが屋根の全面に設置されている
  • 美観は気にしておらずコケや汚れも目立たない

全ての屋根材に塗装が必要なわけではありません。
例えば、陶器のお茶碗は塗装しないのと同じように、粘土瓦・陶器瓦の場合には塗装する必要はないのです。

また、太陽光パネルが屋根全体を覆っていて屋根が露出していない場合は、屋根自体の劣化速度が落ちます。
そのため、必ず屋根塗装を行わなければならないという事はありません。

基本的には塗装必須と考える!

屋根全体に太陽光パネルが覆われていたとしても、設置しているパネルの隙間から雨水や紫外線が入って劣化する可能性は十分に考えられるでしょう。
いつかは屋根塗装の必要が出てくるだろうと考えていた方が良いかもしれません。

そもそも屋根塗装は、屋根の劣化を補修する事で、紫外線や雨で破壊・流れ出てしまった保護膜を修繕するために行うものです。
太陽光パネルがある・ないに関わらず屋根は劣化していくため、定期的にメンテナンスするようにしましょう。

外壁塗装を検討するタイミングで、塗装業者に屋根の診断も行ってもらうのがおすすめです。
家の診断自体はどの業者も無料なので、2~3社程度の複数業者に依頼をして判断するのが良いでしょう。

屋根塗装は雨漏り防止に繋がる

前提として、屋根塗装を行う事が自体が雨漏りを防ぐというわけではありません。
ただ、雨漏りの防止に繋がるという事を解説していきます。

屋根の塗装が剥がれて屋根材が劣化すると、雨水を吸収するようになります。
吸収・乾燥を繰り返す事で、屋根材が曲がる・割れると言った症状が出る可能性があるのです。

屋根材が破損される事で雨漏りの原因となりますが、屋根材を保護するという意味で屋根塗装は長期的な雨漏り防止に繋がります。
ただ、既に雨漏りがしている場合は、屋根塗装だけでは修繕する事が出来ません。

そういった場合には、屋根修繕を行っている業者に相談するようにしましょう。

太陽光パネルがある場合の屋根塗装の方法パターン!

太陽光パネルがある場合の屋根塗装の方法パターン

太陽光パネルが設置してある場合の屋根塗装は、いくつかの方法パターンに分類されます。

  • 設置前に塗装する
  • 脱着せず太陽光パネルのない部分を塗装
  • 太陽光パネルを脱着して全面に屋根塗装

上記の3つに分かれます。
それぞれについて解説しますが、当編集部では、基本的には「太陽光パネルを脱着せずに一部を屋根塗装する」事をおすすめしています。

太陽光パネルが設置してある部分は劣化の進行が少ない事を加味すると、脱着せずに一部だけ屋根塗装をする方が費用も安く抑える事が可能です。

設置前に塗装する

まだ太陽光パネルを設置する前には、通常通り全面に屋根塗装を行う事が可能です。
一度設置してしまうと、全面塗装を行う場合には太陽光パネル脱着の費用が掛かるため、先に塗装してしまうのがおすすめと言えます。

ただ、太陽光パネルを設置する際に、屋根塗装を行う必要のない場合は無駄な費用を掛ける必要はありません
新築や前回の塗装からそこまで年数が経過していない場合などは、塗り替え工事を行う必要がない場合も考えられるでしょう。

屋根塗装が必要かどうかを判断するために、2~3社程度の塗装業者に相見積もりする事をおすすめします。
屋根・外壁の診断をしてもらう事は無料で可能なので、太陽光パネル設置前には一度相談してみると良いでしょう。

脱着せず太陽光パネルのない部分を塗装

太陽光パネルを脱着せずに、露出している部分のみを塗装する方法があります。
脱着不要で塗装面積が少ないため、比較的費用を抑える事ができる事がメリットです。

以下のような方におすすめだと言えます。

  • 費用を出来るだけ抑えたい人
  • 築10~15年ほどで初めて塗装する人
  • 太陽光パネルを設置したばかりの人

太陽光パネルの耐用年数を考慮すると、2度目の塗装工事を行う際に(2度目の塗装は20年~25年程度が目安)、太陽光パネルの劣化よりも屋根材が劣化している可能性が高いため、脱着して全面修繕を行う可能性があります。
ただ、築10年~15年ほどで初めて塗装する方に関しては、太陽光パネルの劣化も発生していない可能性が高いため、脱着せずに一部の塗装のみで問題ないでしょう。

また、太陽光パネルは脱着する事で、メーカー保証が無くなる可能性もあります。
そのため、設置したばかりの方に関しては、脱着せずに露出している部分のみに屋根塗装するのがおすすめです。

太陽光パネルを脱着して全面に屋根塗装

太陽光パネルを一度取り外した上で全面の屋根塗装を行い、再び太陽光パネルを取り付ける方法です。
太陽光パネルを脱着するためには、屋根塗装とは別で費用が発生するため、価格が非常に高くなる特徴があります。

また、太陽光発電のメーカー保証が切れてしまう可能性もあるため、保証書や契約書の内容は必ず確認をしておかなければなりません。
わざわざ脱着を行った上で、屋根の全面塗装をおすすめする方の特徴は下記の通りです。

  • 建物の築年数が古い(目安:20年以上)
  • 太陽光発電を取り付けてから長期間が経過している(目安:15年~20年)
  • 雨漏りがしている(塗装工事だけでは修繕されない)

建物の築年数が古い」「太陽光発電設置から長期間経過している場合」は屋根材が痛んでいるケースがあるため、一度屋根の診断をしてもらう事をおすすめします。
状況によっては、太陽光パネルを脱着した上で、屋根の全面塗装になる場合もあるでしょう。

また、雨漏りがしている場合には、太陽光パネルを脱着して工事を行いますが、屋根塗装だけでは雨漏りが改善されないため、屋根の補修工事が必要です。
屋根の修理業者に屋根の診断をしてもらうようにしましょう。

太陽光パネルのある屋根塗装のトラブル防止策

太陽光パネルのある屋根塗装のトラブル防止策

基本的には、太陽光パネルがある状態のまま一部の屋根塗装を行うケースが多いでしょう。
太陽光パネルを設置した状態で屋根塗装を行う場合、一番はパネル自体が破損するトラブルを防止しなければなりません。

太陽光パネルのある屋根を塗装する際に、トラブル防止のために下記の2つの注意点を解説していきます。

  • 太陽光パネルを絶対に傷つけない
  • 足場の解体前に最終点検

太陽光パネルを絶対に傷つけない

塗り替え工事を依頼する業者にもよりますが、太陽光パネルについて知見の無い業者が施工する場合もあるでしょう。
業者選び自体も重要ですが、まずは施主側も何を気を付けなければならないかを知っておく事は重要です。

  • 太陽光パネルを絶対に踏まない
  • 高圧洗浄で清掃をしない

作業中に太陽光パネルを踏まないという事は当たり前のようですが、実際にはパネルがあるために作業スペースが少ない分、パネルの上に乗っている職人がいる事も事実です。
故障の原因に繋がるため、作業中の故障の保証も契約前に確認しておくようにしましょう。

また、太陽光パネルには鳥の糞など、汚れが付いている場合があります。
汚れが付いていると発電効率も落ちるため、屋根塗装を行う際に高圧洗浄をお願いしたいという方もいるかもしません。

しかし、高圧洗浄の圧力によって、パネルが故障する可能性も考えられます。
また、水洗いによる水垢によって発電効率が落ちる原因にも繋がるため、高圧洗浄は避けなければなりません。

足場の解体前に最終点検

屋根塗装を行う場合には、足場を必ず設置します。
太陽光パネルを脱着して屋根塗装を行った際は、「問題なく発電できるかどうか」「太陽光パネルが壊れていないか」を足場が撤去される前に確認しなければなりません。

足場を解体した後に発電できない事が発覚した場合、再度足場を設置しなくてはならず二度手間です。
完工点検を施主立ち会いで行う事がほとんどで、その際に問題ないとした場合、後々に問題が発生して足場を設置する際には、足場代が発生する可能性も考えられるでしょう。

足場の解体前には、太陽光パネルが壊れているだけではなく、汚れが付いていないかも確認できると理想的です。
また、パワーコンディショナなどで発電量のチェックも行っておくようにしましょう。

万が一、不具合がある場合は、施工を依頼した業者に相談するようにしてください。

太陽光パネルがある屋根塗装後の点検の必要性と時期について

太陽光パネルがある屋根塗装後の点検の必要性と時期

太陽光パネルの寿命は、屋根塗装の寿命より長いのが一般的です。

屋根塗装 耐用年数:10~15年
太陽光パネル 耐用年数:15~30年

上記の耐用年数を見ると、たとえ太陽光パネル設置前に屋根塗装を行っていたとしても、次の屋根塗装を行う年数(10~15年)の時には太陽光パネルを設置した状態で行わなければなりません。
屋根塗装を放置した状態になると、屋根材が劣化して雨漏りの原因にも繋がります。

そのため、10~15年おきに点検・メンテナンスするのがおすすめです。
判断が難しい場合は、屋根・外壁塗装業者に家の診断依頼すると良いでしょう。

家の診断自体は大半の業者が無料で行っています。
2~3社程度の複数業者に診断の依頼する事で、本当に屋根塗装が必要かどうかを判断する事が可能です。

また、家の診断を行うと見積書の提出があるため、複数業者と比較が出来て適正価格かどうかという事も分かるようになります。

太陽光パネルがある屋根は塗装より葺き替え・カバー工法がおすすめ?

屋根塗装と葺き替えとカバー工法

太陽光パネルが設置してある屋根の塗装方法、注意点などを解説してきました。
ただ、屋根塗装だけではなく、葺き替えやカバー工法がおすすめな場合もあります。

葺き替えやカバー工法で施工するのがおすすめな場合は下記の通りです。

  • 屋根材が割れているのが見える
  • 20年ほど一度も屋根塗装を行っていない

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材で覆う工法で、葺き替え工事は下地から屋根材まで全て交換する工事です。

屋根材が割れているのが見える

屋根材が割れている場合は、屋根材が寿命を迎えているという証拠です。
塗装工事では割れの修繕を行う事が出来ませんので、葺き替えかカバー工法での修繕を検討しましょう。

太陽光パネルが設置してある場合は脱着費用が余分に掛かるため、太陽光パネルを設置する前であれば、必ず事前に修繕をしておく事をおすすめします。
また、屋根材の割れであればカバー工法で対応できますが、屋根の下地素材まで劣化している場合には葺き替え工事が必要です。

内部まで劣化していないかどうかを業者に診断をしてもらって、葺き替えかカバー工法か判断をしてもらうようにしましょう。

20年ほど一度も屋根塗装を行っていない

20年ほど屋根塗装などのメンテナンスを行っていない場合は、屋根材が寿命を迎えている可能性が高いでしょう。
そのため、屋根材が寿命を迎えているか判断するためにも、20年経過している場合には業者による屋根診断を依頼するのがおすすめです。

屋根診断を行ってもらう事で、屋根塗装・カバー工法・葺き替えの中から最適な施工プランを提案してもらう事ができます。
太陽光パネルが設置されている場合でも、20年経過している場合には屋根の診断をしてもらうようにしましょう。

屋根塗装と太陽光パネルでよくある質問

屋根塗装と太陽光パネルでよくある質問

太陽光パネルのある屋根塗装を検討している方の、よくある質問を調査してまとめました。

  • 屋根塗装をすると太陽光パネルの保証が切れる?
  • どこの業者に太陽光パネル設置済みの屋根塗装を依頼するのがおすすめ?
  • 太陽光パネルの脱着費用の相場は?

屋根塗装をすると太陽光パネルの保証が切れる?

太陽光パネルには、「システム保証」や「出力保証」があります。
屋根塗装の際に太陽光パネル自体を塗装するわけではないので、基本的には関係ありません。

ただし、塗装業者がパネルを脱着する際などに破損させてしまった場合は、保証の対象外となるケースが想定されるでしょう。
また、メーカーの保証期間内に屋根塗装を行うために太陽光パネルを脱着してしまうと、その時点で保証が切れてしまう事もあります。

そのため、太陽光パネルを脱着する事は基本的にはおすすめしておらず、屋根塗装を行う場合には太陽光パネルのない部分のみの塗り替えを行うと良いでしょう。
もしも状況に応じて脱着して屋根塗装やカバー工法、葺き替え工事を行う際には、必ず保証書やメーカーの担当者に確認するようにしてください。

実際に塗装業者に依頼する際には、太陽光パネル設置の屋根塗装の施工実績がある所に依頼するようにしましょう。
また、施工前後で塗装業者に太陽光パネルの写真を撮影しておいてもらうと、何かあった時の証拠になるので撮影してもらうようにしてください。

どこの業者に太陽光パネル設置済みの屋根塗装を依頼するのがおすすめ?

太陽光パネルを脱着する必要がない場合は、塗装業者に見積もりをして問題ありません。
ただ、太陽光パネルの脱着が必要な場合は、パネルの設置業者に相談するようにしましょう(設置業者が分からない場合はメーカー担当者など)。

設置業者に相談する理由は、施工後に何かしらの不良があった場合の保証の問題があるからです。
太陽光パネルの設置業者が、施工実績が豊富な塗装業者を紹介してもらえる場合もあります。

太陽光パネルの脱着費用の相場は?

屋根の塗り替え工事や葺き替え・カバー工法で、太陽光パネルを脱着する場合の費用はどの程度なのでしょうか。
パネル自体の大きさや枚数、業者によっても異なりますが、おおよそ20万円以上が必要です。

脱着費用に加えて、塗り替え工事・修繕工事の費用が掛かるため、非常に高額になる事が分かるでしょう。
極力費用を抑えるためには、太陽光パネルを脱着せずに、パネルがない部分のみの塗装を行う事で費用を抑える事が可能です。

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