光触媒塗料による外壁塗装の相場は?本当に効果があるのか事例を調査しました!

外壁塗装では複数の塗料が存在しており、塗料によって耐用年数や機能性というのは異なります。
塗料の種類のひとつとして、「光触媒」という汚れが付きにくいと言われる塗料があります。

営業マンに「汚れが付きにくくて高耐久」という事でおすすめされたという方も多いのではないでしょうか。

  • 光触媒って何?
  • 光触媒の塗料の営業を受けたけど効果はある?
  • 費用の相場はいくら?

当ページでは、光触媒の特徴・効果の他、デメリットや注意点なども掲載しています。
また、実際に施工を行った方の事例も調査しましたので、光触媒を検討している方は参考にしてください。

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光触媒塗料とは?

光触媒とは、太陽や蛍光灯などの光が当たると強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去する環境浄化材料です。
光触媒塗料とは、この光触媒の原理を応用した塗料で、付着したチリなどの汚れを分解できる塗料を指します。

光触媒塗料を使用する事で有機有害物質を変化させて、無害な水と二酸化炭素に変えてくれます。
この光触媒塗料を使う事で、メンテナンスの手間が省けるだけでなく、外壁が汚れにくくなり、綺麗な外観を長く保つ事が可能です。

光触媒塗料を取り扱っているメーカー

光触媒塗料は歴史の浅い塗料であるため、他の塗料に比べて取り扱っているメーカーは多くはありません。
ここでは、光触媒塗料を取り扱っているメーカーの一部をご紹介します。

光触媒塗料の商品名と取り扱っているメーカーは下記の通りです。

メーカー名 商品名
株式会社ピアレックス・テクノロジーズ 「ピュアコート」シリーズ(コーティング剤)
株式会社PGSホーム スーパーチタンプロテクト(外壁塗装)
SICコーティングス株式会社 シックコート(1液性・コーティング剤)
日本特殊塗料株式会社 「エヌティオ」シリーズ(航空機用・建築用)
ケイミュー株式会社 光セラ(サイディング・外壁材)
日本ペイント PROTECTON インテリアウォール VK-500(室内壁面用)

※販売中止などになる可能性もありますので、詳細は公式ホームページをご確認ください。

塗料の大手メーカーを含めて、外壁用の光触媒塗料を取り扱っていない所がほとんどです。
コーティング剤には、外壁の傷や剥がれを隠蔽したり補修する性能はありません(吹き付け施工などでコーティングします)。

また、日本ペイントは内装用の光触媒塗料を扱ってはいるものの、外壁用は取り扱いがありません。
外壁用の光触媒塗料を選ぶ際には、「株式会社PGSホーム」が現在は営業を行っており、トップシェアを誇ります。

いずれにしても、同程度の耐久性を誇る塗料と比較しても価格が高めです。
また、立地条件によっては、思った以上の効果がないという事で、光触媒で施工する方は少なくなっています。

光触媒塗料での外壁塗装はどんな効果や特徴がある?

光触媒塗料での外壁塗装の効果や特徴

光触媒塗料での外壁塗装には、下記のような効果があります。

光触媒塗料での外壁塗装には、耐用年数が長く、汚れがつきにくいメリットがあります。
また、空気清浄効果もあるため、環境にも優しい塗料であると言えるでしょう。

セルフクリーニング効果で汚れがつきにくい

光触媒塗料での外壁塗装は一般的な外壁塗装の塗料と比べて、汚れがつきにくく美しい外観を長く保てるのが特徴です。
光触媒塗料には、セルフクリーニング効果があります。

セルフクリーニング効果とは、塗料に含まれる酸化チタンが紫外線に反応して化学反応を起こす事で、塗膜の表面についた汚れを分解する事を指します。
そこに雨水が付着する事で汚れを洗い流します。

このセルフクリーニング効果により、カビやコケなどの汚れが付きにくくなります。
美しい外観を長く保てるだけではなく、外壁の清掃・メンテナンスの手間も少なく出来るのがメリットです。

寿命・耐用年数が長い

光触媒塗料での外壁塗装の最大のメリットの一つに、「寿命・耐用年数が長い」という点が挙げられます。
通常の外壁塗料では、数年で色あせや剥がれが発生する事がありますが(施工する塗料による)、光触媒塗料の耐久性は15~20年ほどと言われています。

また、光触媒塗料は耐久性に優れているだけでなく、防カビ効果や防汚効果も高いのが特徴です。
光触媒塗料での外壁塗装を行えば、長期間に渡って綺麗な外観を維持する事が可能で、塗り替えの頻度を減らす事が出来るでしょう。

空気清浄効果がある

光触媒塗料での外壁塗装には、空気清浄効果があります。
光触媒塗料は、紫外線を受ける事で化学反応を起こし、付着した汚染物質を分解して無害化するという性質を持っています。

そのため、光触媒塗料で塗装された外壁は、大気中の有害物質や臭いなどを分解できて空気の浄化が可能です。
特に、都市部などの大気汚染の激しい地域やアレルギー症状のある方には、この空気清浄効果が大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、空気清浄効果は光触媒塗料自体の性質によるものであり、塗装された面積や効果の持続時間には限りがあるのは注意しなければなりません。

光触媒塗料で外壁塗装をするデメリット

光触媒塗料で外壁塗装をするデメリット

光触媒塗料で外壁塗装をするメリットがある一方で、デメリットもあります。
デメリットとして、下記の5つの欠点が挙げられます。

光触媒塗料での外壁塗装は、まだ歴史が浅く扱っているメーカーも多くはありません。
そのため、色の種類に限りがあったり、一般的な外壁塗料と比べて費用が高いと言えるでしょう。

それぞれのデメリットについて、適切に把握する事が重要です。

立地によっては効果がない?

光触媒塗料での外壁塗装には、デメリットとして「立地によっては効果が薄い」という点があります。
光触媒塗料は紫外線を必要とするため、建物が日陰になりやすい場所や直接日光が当たりにくい場所では効果が薄れてしまいます。

また、光触媒塗料は、汚染物質を分解するためには一定の時間が必要です。
交通量の多い道路沿いや工場の近くなど、大気汚染が激しい場所であっても、効果がすぐに現れるわけではありません。

光触媒塗料での外壁塗装は、建物の立地や環境によっては効果が期待できない場合もあります。
そのため、事前に専門業者に相談して、適切な塗料選びを行う事が必要です。

選べる色が少ない

「選べる色が少ない」という点もデメリットとして挙げられます。
特殊な材料を含んだ塗料であるため、従来の塗料に比べて色のバリエーションが少ないのがデメリットだと言えるでしょう。

紫外線によって化学反応を起こして汚染物質を分解するため、その特性上で色の種類が限られているのが原因です。
また、塗料の種類によっては、薄いグレー、ホワイトなどの色合いが多く、鮮やかな色味が出しにくい特徴があります。

しかし、最近では、光触媒塗料でも多彩な色合いを出す事が出来るようになってきており、従来よりも色の選択肢が増えてきています。
外壁塗装においては、色以外の耐久性やメンテナンス性、機能性などの重要なポイントがあるため、色選びだけではなくバランスの良い選択が大切です。

ひび割れに弱い

「ひび割れに弱い」という事もデメリットです。
従来の塗料とは異なり、塗膜が硬くなる傾向にあるため、ひび割れが生じやすくなっています。

通常は光触媒塗料は耐久性に優れており、一度塗ったら数年間は塗り直さなくても良い点がメリットです。
しかし、外壁のひび割れが生じた場合は、早期に修繕を行わなければなりません。

光触媒塗料の実績が少なめ

光触媒塗料は比較的新しい塗料であり、従来の塗料と比較して実績が少ないという事も考慮しなければなりません。
光触媒塗料での外壁塗装は注目を集めており、実績も増えてきてはいるものの、効果や耐久性についてはまだ不確定な要素が残っています(15~20年も経過していないため)。

また、光触媒塗料を施工する場合には、施工業者の技術力や経験が重要です。
そのため、信頼できる業者を選び、施工前にしっかりと相談しておくようにしましょう。

施工価格が高い

光触媒塗料は、従来の塗料と比較して値段が高くなる傾向があります。
光触媒塗料の原材料や製造工程が従来の塗料と異なる事、そして施工時に専門的な技術が必要である事が原因です。

しかし、光触媒塗料は耐久性が高く、施工後のメンテナンスが少なく済みます。
そのため、初期の施工価格は高い傾向にありますが、長期的に見た場合は経済的にお得な場合があります。

光触媒塗料での外壁塗装を検討する際は、事前に施工業者に見積もりを依頼して、初期費用とメンテナンス等に掛かるランニングコストを把握した上で検討しましょう。
また、光触媒だけに拘らずに、2~3社の会社に相見積もりを行い、値段の他、その他の塗料での提案も受ける事をおすすめします。

光触媒塗料での外壁塗装の費用・単価

光触媒塗料での外壁塗装の費用と単価

光触媒塗料での外壁塗装は一般的な塗料での塗装に比べて、高額になるケースが見られます。
光触媒塗料で外壁塗装をする際の費用相場や、一般的な塗料と比較した際の費用感について解説します。

光触媒塗料での外壁塗装を検討する際は、初期費用とメンテナンス費用について適切に理解して、長期的な視点で考えるようにしましょう。

光触媒塗料での外壁塗装の費用相場

光触媒塗料での外壁塗装は、通常の塗料での外壁塗装と比べて施工工程が複雑になるため、費用は高くなる傾向にあります。
平均的な費用相場は、1㎡あたりの単価は「3,800~5,500円※1」です。

しかし、施工する住宅の坪数によっても大きく替わります。
仮設工事や付帯部の工事、諸経費等も加味すると、100万円以上が掛かる事が予想されます。

光触媒塗料は、施工面積や建物の形状、塗料の種類などによって価格が異なります。
あくまでも参考程度に捉えて、詳細は必ず見積もりを行うようにしてください。

※1 費用相場の根拠

下記サイトで調査
http://www.kensetsu-plaza.com/kohyo/

光触媒塗料と他の塗料を比較

光触媒塗料は、他の一般的な外壁塗料よりも値段が高い事が多いでしょう。
高耐久と言われているシリコン塗料やフッ素塗料に比べても、価格が高くなります。

しかし、光触媒塗料にはセルフクリーニング効果があるため、塗装面に付着する汚れや有害物質を分解して長期的に外壁の清潔さを保てます。
そのため、光触媒塗料で外壁塗装をした場合、一般的な塗料と比較してメンテナンス費用を節約できます。

総合的なコストパフォーマンスを考えると、光触媒塗料は決して悪い選択ではありません。
初期費用とメンテナンス費用を適切に把握するためにも、事前に専門業者に相談して比較検討をする事をおすすめします。

光触媒の評判は?施工した方の事例を調査しました!

光触媒で施工した方の事例を調べました。
Twitter上でも導入した方も多くいました。

外壁の塗り替えだけではなく、光触媒のコーティングや光触媒のサイディングを導入したという方の評判が多く掲載されていました。
外壁塗装で光触媒を導入されている方の書き込みは少ないのですが、セルフクリーニングによる効果は高いという意見が多かった印象です。

ちゃんと日光が当たるような立地にある家であれば、効果がしっかりと発揮されます。

光触媒塗料での外壁塗装をする際の注意点

光触媒塗料での外壁塗装をする際の注意点

光触媒塗料での外壁塗装をする際は、下記の2つの事項に注意しましょう。

上記の2つの事項を把握した上で、光触媒塗料での外壁塗装を行うのか、行う場合はどのような業者を選ぶのかを決める事が重要です。

高難易度の施工で職人によってバラつきの可能性あり

光触媒塗料での外壁塗装は専門的な知識と技術が必要で、他の塗料と比べて施工の難易度が高くなります。
通常の塗料と同じように、ローラーやスプレーガンなどの一般的な塗布方法を使用して施工されます。

塗装の出来には職人の技術によってバラつきが出る事も多く、素人が施工すると塗装面に不均一な仕上がりや塗料の劣化が起こる可能性があるでしょう。
光触媒塗料を施工する場合は、施工業者の選定にも十分な注意が必要です。

屋根は光触媒塗料で行う事が出来ない

現時点で屋根用の光触媒塗料は販売されていません。
屋根は外壁よりも光が当たりやすいため、耐久性の高い塗料を必要とします。

外壁には光触媒塗料を使用して屋根には他の塗料を使用した際に、耐久性やメンテナンスの周期がずれると、足場代などの諸費用が別々のタイミングで発生してしまいます。
そのため、一度にメンテナンスを行うよりも多額の費用が必要です。

屋根の塗装剤を選ぶ際は、メンテナンスの周期も考慮して選ぶ必要があるため、営業マンの提案力が不可欠だと言えます。
営業マンからの提案も加味して、塗装業者を選びましょう。

光触媒塗料に関するよくある質問

光触媒塗料に関するよくある質問

ここでは、光触媒塗料に関するよくある質問を紹介します。

光触媒塗料での外壁塗装を検討する際はこれらの事項も把握した上で、自分にとって適切な選択肢であるかを判断しましょう。

メンテナンスはしなくても良い?

光触媒塗料での外壁塗装の場合でも、長期間に渡って汚れがたまったり、環境の変化によって塗膜が傷んだりする場合もあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

しかし、通常の塗料に比べて汚れがつきにくく、劣化が進みにくいとされています。
そのため、メンテナンスの頻度や手間は他の塗料と比べて少なく、ランニングコストも少なくて済むでしょう。

実際に光触媒で外壁塗装を行う人の割合は多い?

需要のある光触媒ですが、まだ一般的ではありません。
また、施工業者も専門の知識や技術が必要です。

そのため、まだまだ光触媒塗料の施工に携わる業者は限られており、それに伴い利用する人の割合も少ない傾向にあります。
施工実績が全体として見た時に少ないというのは、懸念材料となるでしょう。

飛び込み営業で光触媒をおすすめされましたが大丈夫でしょうか?

現在、光触媒塗料で一番の実績がある会社と言えば、PGSホームです。
PGSホームは飛び込み営業(訪問販売)を主流として営業活動を行っているという事もありますので、光触媒について突然知ったという方もいるでしょう。

光触媒は高耐久やセルフクリーニングと言ったメリットがありますが、施工する家によっては十分な性能を発揮ができない場合もあります。
様々な塗料が存在しますので、ご自身に合った塗料を提案してもらうと良いでしょう。

塗料の選び方については下記の記事に詳しくまとめましたので、参考にしてください。
>>外壁塗装のおすすめ塗料は?ランク別の価格目安・特徴・選び方などを解説

どんな人に向いている塗料なのでしょうか?

光触媒塗料での外壁塗装は、自然素材志向や環境に配慮した住宅を求める方に向いています。
また、長期間にわたって塗装面を美しく保ちたいという方や、メンテナンスに手間や費用を掛けたくない方にもおすすめです。

さらに、光触媒塗料は防汚性が高く、カビや菌の繁殖を抑制する効果もあるため、アレルギー体質や健康を気にしている方にもおすすめです。
その一方で、塗装色の選択肢が限られる場合もあるため、多様なカラーバリエーションを求める方には向いていないと言えます。

また、そもそも日光が当たらないような立地に家がある場合は、効果が薄くなりますのでおすすめしません。

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