おすすめシリコン塗料の選び方・価格!メリット・デメリットなどの特徴解説!

外壁塗装工事を検討しているとよく見るシリコン塗料。

  • シリコン塗料とは何?
  • 何となく分かるけどもっと知りたい!
  • どんな人におすすめ?

そんな外壁塗装を検討中の方にも、まだ迷われている方にも分かりやすい、シリコン塗料の基礎知識を解説していきます。

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そもそもシリコン塗料とは?

シリコン塗料を知る前に、まず塗料の基本を知る必要があります。
塗料は「顔料」「樹脂」「添加物」「溶剤」からなる、外壁などの表面に塗る材料の事を指します。

「顔料・樹脂・添加物・溶剤」について、項目ごとに解説すると下記の通りです。

顔料 塗料の色を決める。錆を防いだり艶の調整をしたりする。
樹脂 塗料の骨格を決める。ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂など。
添加物 塗料の性能を上げるために加えられる。沈殿防止剤など。
溶媒 樹脂を溶かしたり薄めたりする液体。

塗料の主成分となる樹脂の名前がそのまま塗料の名前として使われているのが、シリコン塗料であるという事が分かるでしょう。
また、この主成分ですが、シリコン系やアクリルシリコン系の合成樹脂がまとめて「シリコン塗料」と呼ばれています。

そのため、アクリルシリコン塗料と呼ばれる事もありますが、こちらも同様にシリコン塗料の事を指すというわけです。
一方、名前は似ていますが、アクリル塗料とは全く別物なので注意しましょう。

まずはシリコン塗料の特徴・種類を知ろう!

シリコン塗料の特徴・種類

戸建て住宅の外壁塗装で使用される事が多く、検討の際にあがる塗料の中でも最もポピュラーであるのがシリコン塗料です。
シリコン塗料の特徴と種類について詳しく見ていきましょう。

シリコン塗料の4つの特徴

シリコン塗料には、大きく以下の4つの特徴があります。

耐熱性 熱に強く塗料によっては100度前後の耐熱性を持つ(断熱ではない)
耐水性 塗膜が硬く撥水性が高く雨や湿気などの水分を弾く事ができる(防水ではない)
耐侯性 劣化の原因となる紫外線(UV)などの影響への耐久性が高い
防汚性 光沢感・艶がありカビや藻などの付着を防ぐ

シリコン塗料の種類

シリコン塗料はメーカーごとに数多く販売されていて、検索するとその種類の多さに驚く事でしょう。
これは、シリコン塗料が水性塗料と溶剤系塗料(油性塗料)に分かれている事が一つの原因だと言えます。

水性塗料とは、その名の通り水を主成分とした塗料です。
シリコン塗料の中でも水性塗料の方が比較的安価で提供されていますが、溶剤系塗料と比べると耐久性に劣るというデメリットがあります。

一方、溶剤系塗料は有機溶剤(シンナーなど)を主成分としているため、水性塗料と比べると高い耐久性が期待できます。
しかし、水性塗料よりも価格は高く、臭いが気になるというデメリットがあるのです。

双方同じシリコン塗料ですが、それぞれにメリットとデメリットがあり、また価格も変わってきます。
水性塗料の場合でも近年は高耐久の製品も開発されているため、外壁塗装では水性塗料が採用される事が多いのです。

「多くの種類があり違いが分からない」という際は、この溶剤の違いにも着目して塗料を選んでみると良いでしょう。

1液型と2液型

シリコン塗装の種類にて、水性塗料と溶剤塗料についてお伝えしました。
さらに、1液型・2液型という分類分けがされています。

1液型・2液型の特徴は、別ページの「1液型塗料と2液型塗料の違い」にて簡易的に説明していますので参考にしてください。
簡単な特徴としては、1液型より2液型の方が耐久性は高まりますが、その分の価格も高価になる傾向があります。

また、1液型の方がコストパフォーマンスに優れており、塗料と硬化剤を混ぜ合わせる手間が不要なため、こちらを採用している塗装業者が多いのが現状です。

  • 塗料の分類による耐久年数に応じた適正な価格設定がされている
  • 塗料を希釈する際の希釈率がきちんと守られている

上記のような点も、施工業者を選ぶ際に注意したいポイントだと言えます。
次の見出しでは、水性塗料と溶剤系塗料の他、数あるシリコン塗料の中でどの製品を選んだら良いのかを解説していきます。

数あるシリコン塗料の製品から選ぶ基準はある?

数あるシリコン塗料の製品から選ぶ基準

数多くのシリコン塗料の中から製品を選ぶ際に、シリコン樹脂の含有量を目安にするのもひとつの手段です。
シリコン塗料の主成分であるシリコンの含有量ですが、高いもので40~65%、低いものだと20%以下ほどと言われています。

含有率が高いほど耐久性や耐侯性などの性能も高くなりますが、同時に価格も高くなるのです。
ただ、実際にはカタログなどにシリコン含有量が明記されていない場合がほとんどで、把握する事が難しい場合もあります。

施主側でシリコン含有量を正確に把握する事が難しい事を利用して、悪徳な業者の場合、シリコン含有量の低い塗料を適正価格より高い見積もりで施工するケースもあるようです。
そのため、実際にシリコン塗料を選ぶ際には、下記の2点に注意するようにしてください。

シリコン塗料を選ぶ際の注目ポイント

・含有量などを情報を丁寧に開示してくれる塗装業者を選ぶ
・単価が公表されている大手メーカーのシリコン塗料を選ぶ

特に施工単価については、大手メーカーのシリコン塗料の場合、シリコン含有量とその耐久性に応じた価格設定がされています。
また、施工単価は塗料メーカーのホームページに公表されているケースが多く、施主側で確認が出来るため安心でしょう。

シリコン塗料の3つのメリット

シリコン塗料のメリット

シリコン塗料のメリットを解説していきます。

耐用年数と費用のコストパが良い!

シリコン塗料の耐用年数は、一般的に約7~10年ほどと言われています。
ただ、シリコン塗料の製品の種類も多く、使用塗料によっては10~15年ほどの耐用年数が期待できるものもあるのです。

シリコン塗料の施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
1,800~3,500円/㎡ 外壁のみ:約80万円~120万円
屋根含む:約110万円~150万円
外壁のみ:約100万円~150万円
屋根含む:約130万円~180万円

耐用年数が平均して10年ほど期待できます。
価格面でも他の塗料と比較をして大差なく施工できる事から、コストパフォーマンスに優れている塗料であると言えるでしょう。

ただし、大手塗料メーカーから値上げの公式発表が続々と出ています。
そのため、上記の価格から見積書の単価・価格が高くなる事も予想されるでしょう。

>>「日本ペイントの塗料値上げ情報
>>「SK化研の塗料値上げ情報
>>「関西ペイントの塗料値上げ情報

他の塗料との価格の比較を分かりやすく、「シリコン塗料と他塗料との比較・違い」で触れていますので参考にしてください。

メンテナンスサイクルと耐用年数のバランスが良い

外壁塗装の価格には、塗料の製品価格の他にも、足場設置費や養生費、人件費などの費用が掛かります。
安価な塗料を使用して、1回に掛かる外壁塗装の料金を低コストで抑えるのも一つの選択肢です。

ただ、長い目で見た時に、何度も人件費など塗料以外の工事費用が掛かってしまい、結局安価な塗料を使用したメリットが得られなかったというケースは耳にします。
また、塗装工事の見積書の詳細を見ると、「コーキング」という項目が記載されている場合があります。

コーキングとは、窓回りや換気扇などの外壁との接続部の隙間を埋めるゴム材の事を指します。
2階のコーキング部分などは、足場がないと施工ができません。

そのため、外壁塗装工事と同時に行われる場合が多いのですが、コーキングの耐用年数もおおよそ10~15年程です。
シリコン塗料の耐用年数が10年程度で、コーキングなどの付帯部分の施工サイクル、塗料の価格と耐用年数から検討したバランスの良さもメリットの一つだと言えるでしょう。

豊富な種類と実績

シリコン塗料はメーカーごとに品揃えが豊富なため、複数の外壁塗装業者を検討した際でも、必ずと言って良いほど取り扱いがある塗料です。
近年発売された塗料とは違って、販売・施工実績も長く実際の家で検証済みという事もあり、安心して施工する事が出来ます。

また、自宅を建設したハウスメーカーでリフォームを検討されている場合、ハウスメーカーが塗料メーカーに開発を依頼して、独自のシリコン塗料で施工をしてくれるケースがあるのです。
シリコン塗料のニーズが多いために、独自塗料の開発が可能になっているとも言えます。

そのため、その実績の高さと施工数の多さに、安心感を得られるでしょう。

シリコン塗料の3つのデメリット

シリコン塗料のデメリット

シリコン塗料のデメリットについて解説していきます。

ひび割れが起きやすい

シリコン塗料は弾力性が低いため、劣化が進むとひび割れが起こりやすくなります。
ひび割れは地震の影響で起こる場合もありますが、線路の近くに自宅が建っている場合など、立地環境による影響などからひび割れが起きやすい環境も存在します。

他にも、非常に日当たりの良い場所に建っている事が、劣化を早める原因になるケースもあるのです。
シリコン塗料を検討中でこうした影響を心配されている方は、シリコン塗料の中でもなるべく弾力性が高いものを選ぶと良いでしょう。

同時に、こうしたひび割れが起きやすいといった影響から、重ね塗りしにくいといった特徴があります。
外壁塗装工事の際は、きちんとした下地材を使う事や重ね塗りの技術が必要なため、できる限り実績の長い専門業者に依頼するのが安心です。

種類が多いため迷う

メリットでもシリコン塗料の品揃えの多さについて触れました。
しかし、いざシリコン塗料を候補に考えだすと、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。

そういった方は、「シリコン塗料の種類」「数あるシリコン塗料の製品から選ぶ基準はある?」、「メーカー別の代表なおすすめシリコン塗料3選!」を見れば、シリコン塗料の選び方の参考になります。
また、外壁塗装工事を依頼する業者によっては、長年使用しているシリコン塗料が決まっているケースもあります。

塗装工事の際には、どのシリコン塗料が使われるのかも確認するようにしてください。

個人での使用(DIYなど)には不向き

シリコン塗料は、液の種類によっては単独では使用できず、硬化剤というものと混ぜて使用する必要があります。
また、沈殿のしにくさから手間が掛かる事や、液の付着性が低いなどの理由から、DIYなど個人で扱う事が難しい塗料であると言われています。

密着性が弱い事で重ね塗りも難しく、それに準じた下塗り材を選択しなければなりませんので、専門的な知識が必要です。
外壁塗装やその他の塗装でDIYを楽しもうとしている方には、注意しておきたいポイントだと言えます。

シリコン塗料の保証と注意点を解説!

シリコン塗料の保証と注意点

外壁塗装は施工したら終わりではなく、施工後のアフターフォローも非常に重要な項目です。
そのため、シリコン塗料の保証は気になる所でしょう。

また、実際の施工で使用される塗料や耐用年数について、注意したい点を挙げていきます。

シリコン塗料の保証は?

外壁塗装工事でシリコン塗料を使用する際の保証は、以下の2種類の保証に分けられます。

【塗料メーカーの保証】

塗料メーカーが独自で塗料の品質のみを保証するものです。
工事施工前で、塗料自体に瑕疵があった場合のみ保証をしてくれる場合があります。

施工前という事もあり、塗料メーカーの保証はあまり施主側には関わりが少ないかもしれません。
ただ、塗料メーカーから保証を出しているというのは、信頼されている証だと言えるでしょう。

メーカー保証自体を付けていない塗料メーカーもありますので、注意しなければなりません。
外壁塗装工事は施工の完了後しか品質が証明できないため、塗料メーカーに塗装工事後の品質を保証するのは難しいという理由があります。

【塗装店の独自の工事保証】

施工完了後の品質を塗料メーカー側が保証するのが難しいため、外壁塗装をした後の問題は施工業者が責任を負う事になります。
工事の品質を保証するために、塗装店は独自の工事保証書を発行しています。

シリコン塗料を用いて塗装した場合、一般的にその保証期間は3~5年間が目安とされています(耐久性が10年なので10年保証は考えにくい)。
保証期間・内容は塗装業者によって異なるため、契約前には必ず工事保証書について確認しておかなければなりません。

外壁塗装の保証に関しては、下記に詳細をまとめておりますので参考にしてください。

使用するシリコン塗料と施工内容を確認しよう

外壁塗装業者の中には、「シリコン塗装コミコミ〇万円パック!」など非常に安く見えるようなキャンペーンを行っている所があります。
キャンペーンで注意しなければならない事は、シリコン塗料と記載があるだけで、シリコン樹脂の含有量が低く、耐用年数の低いシリコン塗料の製品を使っている可能性があるという事です。

そのため、使用されているシリコン塗料がご自身の想像している耐用年数や効果を発揮してくれるものかどうか、その種類や内容について契約前に確認をするようにしてください。
また、外壁塗装工事は1回塗ったら終わりではなく、下塗り1回塗り、上塗り2回塗りと3回に分けて塗料が塗られるのが一般的です。

  • 下塗り
  • 中塗り(上塗り1回目)
  • 上塗り(上塗り2回目)

そのため、あまりにも相場とかけ離れた見積もりの場合は、塗り回数が少ないなど、施工内容にも注意する必要があります。
2~3社の塗装店と相見積もりする事で、価格だけではなく、施工内容についても比較する事が可能です。

悪徳業者も存在する!

同じシリコン塗料という名前でも、製品によって種類やシリコン樹脂の含有量が異なるため、耐用年数が違ってきます。
この耐用年数の違いを悪用した悪徳業者が存在します。

特にオリジナル塗料を使用している場合には、含有量や種類に関しても明記されていないため、シリコン塗料だと言われても警戒が必要です。
相場と同じ価格でも、実際に塗装を行った数年後に剥がれてきたという事例もあります。

見積書に記載されている塗料名を検索して、詳細を確認する事をおすすめします。
営業担当に聞いても、含有量やシリコン塗料の種類に関して教えてくれない可能性もあるでしょう。

そういった際には、日本ペイントやエスケー化研などの大手塗料メーカーのシリコン塗料を使うのが無難だと言えます。

シリコン塗料と他塗料との比較・違い

シリコン塗料と他塗料との比較・違い

外壁塗装工事で使用される代表的な塗料は、以下の5種類です(シリコン以外)。

上から記載の順番で、耐久年数も価格も上がります。
塗料のランク別の価格目安・特徴などの詳細をまとめた記事も参考にしてください。

以下で、シリコン塗料を除いた4つの塗料についてご紹介します。

アクリル塗料

外壁塗装で使用される塗料で、最も安く工事する事が可能なのがアクリル塗料です。
他の塗料に比べると耐久性が低く、ひび割れなどが起こりやすいため、短いサイクルでの再塗装が必要になります。

定期的に外壁の色を変えて楽しみたい場合や、店舗の塗り替えをする際などに使用されています。
ただ、コスパの観点から外壁塗装工事ではあまり使われません。

アクリル塗料の耐用年数は、約5~8年ほどだと言われています。
アクリル塗料の施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
1,000~1,800円/㎡ 外壁のみ:約60万円~80万円
屋根含む:約80万円~100万円
外壁のみ:約75万円~95万円
屋根含む:約95万円~115万円

※施工単価は3回塗りの合計金額

ウレタン塗料

外壁塗装工事の際に、シリコン塗料よりも価格を抑えたいという場合によく提案されるのがウレタン塗料です。
シリコン塗料より安価で、ひび割れに強く密着性が良いため、外壁塗装の際は雨樋などの付帯部と呼ばれる外壁以外の部分に塗装される事が多いと言えます。

一方、耐熱性はシリコン塗料に比べて低く、紫外線の影響で劣化が進行しやすい傾向があります。
ウレタン塗料の耐用年数は、約7~10年ほどだと言われています。

ウレタン塗料の施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
1,500~2,500円/㎡ 外壁のみ:約70万円~100万円
屋根含む:約90万円~120万円
外壁のみ:約80万円~110万円
屋根含む:約100万円~130万円

※施工単価は3回塗りの合計金額

ラジカル制御型塗料

ラジカル制御型塗料は、他の塗料と比較しても新しい塗料です。
価格帯もシリコン塗料と比べると少し高い程度で、シリコン塗料よりも長い耐用年数が期待できる事から、今後主流になっていく可能性がある塗料とも言われています。

ラジカル抑制機能という外壁劣化を防ぐ新しい性能を持っているのが特長。
外壁の保護だけでなく、劣化を防ぐ機能のある塗料を検討したいという方におすすめです。

ラジカル制御型塗料の期待耐用年数は、約12~15年ほどだと言われています。
施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
2,200~4,000円/㎡ 外壁のみ:90万円~130万円
屋根含む:125万円~165万円
外壁のみ:110万円~160万円
屋根含む:145万円~195万円

※施工単価は3回塗りの合計金額

フッ素塗料

シリコン塗料とよく比較検討される塗料がフッ素塗料です。
シリコン塗料よりも長い耐用年数が期待できるため、コストが上がっても長期的に見た際にメンテナンス回数を抑えたいという方におすすめです。

フッ素塗料の耐用年数は、約15~20年ほどだと言われています。
施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
3,500~5,000円/㎡ 外壁のみ:約110万円~160万円
屋根含む:約150万円~200万円
外壁のみ:約130万円~180万円
屋根含む:約170万円~220万円

※施工単価は3回塗りの合計金額

無機塗料

原料に無機物(炭素を含まない物質)が配合された無機塗料は、紫外線の影響を受けにくいため、フッ素塗料を超える耐久性があると言われています。
無機物は紫外線の影響を受けないと言われていますが、これはあくまで無機物の部分のみです。

無機物のみでは硬すぎで塗装が難しい事から、有機物の中に無機物が配合されたものが無機塗料と呼ばれているため、その配合度合いによって耐久性も変化します。
フッ素塗料よりも価格帯が高いため一般住宅での採用例は少ないのですが、フッ素塗料を超える耐用年数の塗料を希望される方におすすめの塗料です。

無機塗料の耐用年数は、約20~25年ほどだと言われています。
施工単価の価格相場は以下の通りです。

施工単価の相場 30坪の工事費用の目安 40坪の工事費用の目安
4,500~5,500円/㎡ 外壁のみ約120万円~170万円
屋根含む約165万円~215万円
外壁のみ約140万円~190万円
屋根含む約185万円~235万円

※施工単価は3回塗りの合計金額

メーカー別の代表なおすすめシリコン塗料3選!

メーカー別の代表なおすすめシリコン塗料3選

シリコン塗料はメーカーによって品揃えが豊富なため、どれを見たら良いか分からない!
そんな方のために、代表的なシリコン塗料をメーカー別でピックアップしました。

※その他にも色々なシリコン塗料があるので、参考程度にするのがおすすめです。

【日本ペイント】ファインシリコンフレッシュ

日本ペイントのファインシリコンフレッシュは、光沢の低下や変色が少ないという特徴があります。
また、最先端のバイオ技術でカビや藻の発生を制御してくれます。

そのため、長期間外壁の美観を保ちたいといった方に特におすすめでしょう。
施工単価は約2,600円/㎡前後といわれています。

【エスケー化研】クリーンマイルドシリコン

エスケー化研のクリーンマイルドシリコンは、特殊技術で従来にない低汚染性を実現して、防カビや防藻性にも期待できるといった特徴があります。
また、優れた密着性を持ち、幅広い下地に適用する事が出来ます。

そのため、2回目以降のメンテナンスで、下地との密着性を気にされている方にもおすすめです。
施工単価は、3回塗りの合計で2,200円~3,000円/m2です。

下記に塗料の特徴についてまとめた記事がありますので、参考にしてください。
>>クリーンマイルドシリコンの価格は?評判・耐用年数なども調査!

【関西ペイント】セラMシリコンⅢ

関西ペイントのセラMシリコンⅢは、JIS規格に合格した高い耐侯性を持つシリコン塗料です。
また、外壁に付着した汚れと塗膜の間に雨水が入り、汚れを洗い流してくれるなど、優れた低汚染性を特徴としています。

JIS規格に合格しているという点からも、信頼できる高い耐久性を期待したいという方におすすめです。
施工単価は約3,000円/㎡前後と言われています。

シリコン塗料は無難で間違いない!迷った場合におすすめの塗料

シリコン塗料がおすすめな方

シリコン塗料の塗り替えのサイクルは、平均して10年前後です。
そのため、下記のような方に特におすすめの塗料であると言えます。

おすすめな方

・10年以内に引越す予定がない(耐久性が10年程度のため)
・とにかくコストパフォーマンスを重視したい!
・何の塗料が良いのか分からないから任せたい!(シリコン塗料が無難)
・外壁以外のメンテナンスのタイミングと同じサイクルにしたい!(管理が楽)

逆にシリコン塗料をおすすめしない方もいます。
下記のような項目に該当する方は、シリコン塗料以外を検討する事をおすすめします。

おすすめ出来ない方

・先の事よりも今の工事金額を減らしたい(2~3年で大きな出費がある)
・何度も足場設置や塗装工事をしたくないため、もう少し高い塗料で塗装をしたい!
・引越しの他、売却を近い内に検討している
・DIYで塗装をしたい!(初心者の場合は塗装が難しい)

シリコン塗料を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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