外壁塗装は、塗装専門店やリフォーム店、工務店、ハウスメーカーなど、様々な業者に依頼する事が可能です。
どの業者に依頼したとしても、外壁塗装は問題なく行われます。
ただ、外壁塗装の費用は工事内容の他、依頼する業者によっても大きく異なるため、相場よりも高い金額を支払う可能性も十分に考えられるでしょう。
費用の相場を知っておく事で、納得のいく外壁塗装を行う事が出来るようになります。
当サイトが行った「外壁塗装の費用に関するアンケート調査」によると、一般的な戸建て住宅の場合は「90万円~120万円」が費用相場です。
調査目的 | 外壁塗装の費用相場の正確な情報を提供するため |
---|---|
調査内容 | 外壁塗装の価格、家の大きさ、満足度、業者の選定基準 |
調査対象 | 全国の外壁塗装を行った事のある人 |
調査方法 | クラウドワークス |
調査期間 | 2024年1月3日~2024年1月17日 |
有効回答数 | 296人 |
→詳細のアンケート結果は「【2024年実施】屋根・外壁塗装に関するアンケート調査!対象者296人」を参照してください。
外壁塗装の費用相場は家の大きさや工事内容によって大きく異なるため、当ページでは坪数別の費用相場や塗料の単価なども解説していきます。
・坪数別の外壁塗装の相場を知りたい!
・屋根塗装と同時に行った場合の費用は?
・塗料のグレード別の単価
・相場の費用よりも安くするポイント
・お金がない場合の対処法
おおよその目安となる費用は分かりますが、さらに一歩踏み込んで正確な費用を知りたいという方は、基本的には業者に見積もり依頼をしなければなりません。
ただ、1社のみの見積もりの場合、適正かどうかが判断する事が難しいと言えるでしょう。
外壁塗装のあれこれ編集部では、「ヌリカエ」の外壁塗装の適正価格診断サービスをおすすめしています。
無料でお住まいの外壁塗装の価格の算出をしてくれる他、助成金・補助金の情報の共有も行ってくれるため、特に初めて外壁塗装を行うという方におすすめです。
また、専属アドバイザーが施主の要望をヒアリングして、適正な業者のみで相見積もりが出来るサービスも提供しています。
消費者庁も相見積もりはおすすめしていますので、価格だけではなく、工事内容、保証面を比較検討するようにしましょう。
安易に契約の申込みや契約の締結をせず、過去に依頼をしたことのある業者や地域内の他の業者から相見積りを取得して、契約の締結について十分に検討する機会を確保することなどを心掛けてください。
引用:消費者庁
当ページでは、坪数別・塗料のグレード別の費用の解説の他、見積書のチェックポイントなども解説していますので、参考にしてください。
※本ページは、外壁塗装のあれこれ編集部が独自に作成したもので、定期的な見直しを行い情報の修正を行っています。また、外壁塗装の費用は家の大きさや家の劣化状況、工事内容によっても大きく異なります。また、現在は材料費の高騰も発生しているのも現状です。そのため、正確な価格などの情報は必ずご自身で見積もりを行うようにしてください。
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坪数別の外壁塗装の費用相場
外壁塗装を行う際には、下記の2つの方法があります。
- 外壁塗装部分のみを塗装する
- 外壁・屋根などの塗装が必要な部分すべてを塗装する
多くの場合は、外壁塗装以外も含めて全ての塗装を検討される方が多いでしょう。
外壁塗装は足場を組み立てる必要があり、大掛かりな工事になる場合がほとんどのため、同時に終わらせた方が楽です。
また、足場代は見積書の内訳として約2割程度を占めています。
そのため、屋根などの塗装が必要になる箇所を一度に施工してしまう方が、お得だと考える人が多いという事も理由です。
以下では、外壁塗装のみのパターン・屋根塗装も同時に行ったパターンの両方の費用相場を坪数別に解説していきます。
外壁塗装のみの場合の費用相場
外壁塗装のみの坪別の費用相場は下記の通りです。
坪数 | 塗装面積(㎡) | 費用相場 |
---|---|---|
20坪 | 79.2 | 約50~100万円 |
30坪 | 118.8 | 約70~110万円 |
40坪 | 158.4 | 約90~150万円 |
50坪 | 198.0 | 約110~170万円 |
60坪 | 237.6 | 約130~200万円 |
※㎡数の計算は、1坪3.3㎡で計算した後に、係数(1.2~1.7)を掛けた金額で算出されます。今回は目安として1.2で計算しています。
塗料のグレードや依頼する業者によって費用が異なるため、値幅が大きくなっています。
あくまでも目安のため、上記の表の金額からズレているから避けた方が良いという事もありません。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行った場合の費用相場
外壁塗装と屋根塗装を同時に行った場合の費用相場は下記の通りです。
坪数 | 塗装面積(㎡) | 費用相場 |
---|---|---|
20坪 | 79.2 | 約70~120万円 |
30坪 | 118.8 | 約90~130万円 |
40坪 | 158.4 | 約110~170万円 |
50坪 | 198.0 | 約130~190万円 |
60坪 | 237.6 | 約150~200万円 |
外壁塗装と同時に屋根塗装を行う場合には、足場代金が浮きます。
割安にはなりますが、おおよそ20万円~30万円程度がプラスされた金額だと考えてもらえれば分かりやすいでしょう。
外壁塗装の見積もりの内訳と費用相場
見積金額全体の費用相場をご紹介しましたが、一般的な外壁塗装では足場の組み立てなど工事に必要な工程が決まっています。
外壁塗装の見積書では、「工事一式」という表記のみで工事内容が分からないような見積書も存在します。
また、工事に必要な経費がそれぞれ項目別に詳細に記載されている場合でも、「細か過ぎて内容や金額が相応なのか分からない」という声を耳にします。
見積書の金額が相場程度でも、実際に契約したら「工事完了した後に必要な工事項目が飛ばされていた!」という事の無いように、あらかじめ工事内容を知っておくと安心です。
外壁塗装工事の内訳と内容
外壁塗装工事の施工は、一般的には以下のような流れで進んでいきます。
外壁塗装の流れ
【足場組立】
↓
【養生防止ネット・養生シート(塗料の飛散などを防ぐ保護カバー)の設置】
↓
【養生(玄関ドアや窓などの、塗装しない部分への塗膜の飛散を防止する)】
↓
【塗装前に行う外壁の高圧洗浄】
↓
【コーキング工事】
打ち替え、もしくは増し打ち
(外壁の継ぎ目から雨水の侵入を防止するために、目地材でこの隙間を埋める。施工には足場の建設が必要になる箇所が多い。)
↓
【外壁塗装】
↓
【外壁・屋根以外の付帯設備の塗装(順不同)】
1.軒天(軒先の天井部分)の塗装
2.雨樋
3.破風板(三角屋根の側面部分)
4.雨戸
↓
【足場解体】(足場は建設・解体あわせて足場代と表記される場合が多い)
これに加えて、工事の責任者である工事監督への人件費として現場管理費、また材料運搬費や交通費、さらに使用済みの塗料缶などの廃材処分費などが必要です。
見積書の項目では、これらをまとめて諸経費と記載される場合もあります。
外壁塗装工事の項目別の費用相場
では次に、外壁塗装工事の項目別の費用相場について見ていきましょう。
項目 | 費用相場 |
---|---|
足場架設 | 850~1,200円/㎡ |
足場飛散防止養生 | 150~200円/㎡ |
外壁洗浄(高圧洗浄) | 150~300円/㎡ |
養生 | 300~500円/㎡ |
軒天 | 800~1,800円/㎡程度(使用塗料により異なる) |
雨樋 | 800~1,800円/㎡程度(使用塗料により異なる) |
破風板 | 650~1,500円/㎡程度(使用塗料により異なる) |
雨戸 | 2,000~3,500円/㎡程度(使用塗料により異なる) |
コーキング打ち替え | 900~1,500円/㎡ |
コーキング増し打ち | 500~1,000円/㎡ |
下地処理(ひび割れ・クラック補修など) | 1,700~2,500円/㎡ |
産廃処理費 | 3~5万円 |
運搬費・交通費 | 3~5万円 |
現場管理費 | 3~5万円 |
ひび割れ・クラック補修など、外壁の劣化の進行状況によって下地処理の費用が追加される場合があります。
また、雨樋や破風板、軒天などは塗料のグレードを選択する事が出来ますので、使用する塗料によって価格が異なる事も覚えておかなければなりません。
費用を出来るだけ抑えたいという方に関しては、この付帯部の塗装をウレタン樹脂の安い塗料で工事する方が多いと言えるでしょう。
その他、上記の見積もり項目に追加して、外壁塗装工事そのものの費用が必要です。
ただし、このメインの塗装工事は塗料によって金額が左右されるため、次の項目で詳しくお伝えします。
外壁塗装の塗料別の単価・費用相場【値上げ情報あり】
外壁塗装の費用が最も左右される要因の一つに、使用される塗料の種類が複数ある事が挙げられます。
一般的には、塗料の相場が高いものほど長期間の耐用性があるとされています。
実際の見積金額が相場より前後している場合、見積書にどの塗料が選択されているかに着目してみてください。
塗料の種類 | 耐用年数 | 費用相場(材工価格) |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~8年 | 1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン塗料 | 7~10年 | 1,500~2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 10~15年 | 1,800~3,500円/㎡ |
ラジカル制御型塗料 | 12~15年 | 2,200~4,000円/㎡ |
光触媒塗料 | 12~20年 | 3,800~5,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3,500~5,000円/㎡ |
無機塗料 | 20~25年 | 4,500~5,500円/㎡ |
※あくまでも参考数値です。
注意点
上記の表に記載のある単価は、3回塗りの合計の金額目安です。
見積書を見た場合、「下塗り・中塗り・上塗り」と分けられているため、単価部分は合計した金額で上記表の単価と照らし合わせましょう。
大手塗料メーカーから値上げの公式発表が続々と出ています。
>>「日本ペイントの塗料値上げ情報」
>>「SK化研の塗料値上げ情報」
>>「関西ペイントの塗料値上げ情報」
上記リンクの資料を見ると、5~25%の幅で塗料製品の値上げが発生します。
今後、ますます塗料の価格が高くなる可能性もありますので、費用相場が一般住宅の場合(30坪・40坪程度)で数万円程度上がる事が懸念されるでしょう。
外壁塗装の実際の見積もり事例を公開【コメント付き】
工事個所 | 仕様・品番 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|---|
仮設足場 | 足場・ネット共 | 1.00 | 式 | ¥170,000 | |
下地処理 | 外壁ひび割れチェック・コーキング処理 | 1.00 | 式 | ¥22,000 | |
高圧洗浄 | コケ・汚れ落とし | 162.00 | ㎡ | 250 | ¥40,500 |
下塗り | シーラー塗 | 162.00 | ㎡ | 700 | ¥113,400 |
中塗り | 水性シリコン塗料 | 162.00 | ㎡ | 900 | ¥145,800 |
仕上げ塗 | 162.00 | ㎡ | 900 | ¥145,800 | |
軒天塗装 | 1.00 | 式 | ¥23,000 | ||
破風板塗装 | 1.00 | 式 | ¥23,000 | ||
縦横樋塗装 | 1.00 | 式 | ¥18,000 | ||
諸経費 | 養生・他 | 1.00 | 式 | ¥30,000 | |
外壁塗装工事 合計 | ¥731,500 |
上記の見積書は塗装面積から40坪程度の戸建て住宅という事が分かりますが、外壁塗装のみの金額で731,500円と費用相場と比較しても安価な価格設定です。
人気のシリコン塗料を使っている中では、非常に安く抑える事が出来た見積もりだと言えるでしょう。
下請け会社ではなく、直接自社施工を請け負っている地元の塗装店などは、比較的安く外壁塗装を行える傾向にあります。
チェックポイント
価格が安いという所は魅力の見積書ですが、見ておきたいポイントがあります。
足場やコーキングなどの下地処理も一式ではなく㎡の表記で記載されているのが望ましいと言えます。また、軒天、破風板、樋などの塗料の種類や数量の記載もほしい所です。
その他にも、見積書の中身で「水性シリコン塗料」と記載がありますが、必ず製品名は確認しておくようにしましょう。シリコン塗料の中でも、製品によってシリコン含有量が異なるため、耐久性に差が出る場合があるためです。
シリコン塗料を選ぶ基準、おすすめメーカーを記載した記事がありますので、そちらも参照してください。
実際の見積もり例4パターンを集めた記事も公開しています。
下記記事もぜひ参照してください。
>>外壁塗装の見積もり例4パターン公開!費用相場や注意点を解説!
外壁塗装の見積書で絶対に確認したい項目と注意点
外壁塗装の見積書の確認したい項目、注意点を解説していきます。
見積書が細かく記載されている【重要度:高】
塗装業者によっては、見積書の項目・内訳の数量を「一式〇円」と記載している場合が未だにあります。
見積書が適当な業者に依頼する事はおすすめ出来ません。
見積書で確認する項目は下記の通りです。
・付帯部(雨樋や軒天など)も細かく記載されている
・一式ではなく数量が細かく記載されている(可能であれば坪ではなく㎡)
・塗料は樹脂名ではなく製品名まで記載されている
見積書は一見して詳細であればあるほど分かりづらい印象を受けるかもしれません。
しかし、見積書に詳細に記載されていれば、記載の工事項目は必ず施工されるという証明にもなります。
例えば、コーキングなどの下地処理が「一式」の中に含まれていると思っていたら、含まれていなかったという事も考えられるでしょう。
特にパック料金で打ち出している業者で、標準工事と記載してある場合は、見積書を見て何の工事が含まれているのか確認しなければなりません。
記載がなければ追加工事になるのか、それとも詳しく記載した見積書を作成してもらえるのかを確認する事が重要です。
足場代無料などの大幅な値引きがある【重要度:高】
外壁塗装工事で必要な施工過程は、どの業者も基本的にはほとんど変わりません。
業者は限られた項目の中から、人件費や保証を行うための利益、その他の維持費を捻出しなければならないため、簡単に値引きをする事ができないのです。
「足場代は無料にします!」など大幅な値引きがある場合は、どこから値引き額が確保できたのか、見積書などを詳しく見せてもらう必要があります。
足場代が無料になる代わりに、施工費などの人件費やその他の項目が割高に設定されていたという事も想定されるでしょう。
「結果的には大きく工事価格が変わらなかった」というケースもありますので、こうした大幅な値引きには注意しましょう。
よくある値引きの手法
- 足場代を無料にします!
- 今すぐ(当日)に契約をしてもらえれば特別に割引をします!
- 近隣で塗装工事を行なっている挨拶代わりに無料点検をさせてもらっています!
- こちらの地域で実績がなく実績づくりのためモニター価格で行います!
上記の営業があった場合でも、冷静に判断をして当日・即日に契約する事は避けましょう。
もしも契約してしまった場合は、クーリングオフも検討するのがおすすめです。
クーリングオフは適用条件などもありますので、検討している方は下記も参考にしてみてください。
>>【初めてでも簡単に分かる!】外壁塗装のクーリングオフの書き方を画像で解説
見積書が相場より大幅に高い場合は理由を確認【重要度:中】
これまで外壁塗装の費用相場について解説してきましたが、「見積書が相場よりも高い=悪質な業者」というわけではありません。
例えば、ハウスメーカーや工務店、大手リフォーム会社では、一般的な相場よりも費用が高く設定されています。
一般的にお付き合いのあるハウスメーカーや工務店の場合は、家のデータを保有しており丁寧に管理されている事から、的確なメンテナンスを行う事ができるメリットがあります。
また、保証に関しても定期的な点検などもデータで管理されているため、失念する事がなく手厚いサービスを受ける事が可能です。
そういった観点からも、一概に価格が高いからと言って悪質な業者とは限りません。
それぞれにメリット・デメリットがある事は覚えておきましょう。
依頼する業者による費用の違いの他にも、外壁の劣化が一般的な住宅よりも進行している場合も割高になるケースがあります。
外壁が劣化している場合には、塗装だけでは修繕が出来ません。
外壁の補修などの費用が発生している場合や、自宅の立地上の理由で特殊な足場の建設が必要となっている場合も想定されるでしょう。
後々に追加費用として請求される可能性を考慮すると、あらかじめ見積書の中に入れてあるのは丁寧な見積書を作成しているという印象です。
上記の理由から、割高になっている理由は聞いてみるようにしましょう。
外壁塗装の質を落とさずに費用を相場より安くしたい方へ
費用相場があるとは言え、外壁塗装は可能な限り相場よりも安くしたいという方もいると思います。
ただ、費用が安くなっても、工事の質に影響が出るのであれば意味がありません。
今回ご紹介させて頂く内容は、工事の質を落とす事なくできる方法なので、ぜひ実践してみてください。
2~3社で相見積もりをする
「この業者に依頼したい!」と決めている方以外は、2~3社程度で相見積もりする事をおすすめします。
あらかじめ相見積もりをしている事を伝えると、競合他社の金額を意識した見積書の作成をしてもらえる可能性が高くなるでしょう(この時に値切り交渉を行う必要はありません)。
また、価格を意識した見積もりが目的だけではなく、工事内容も最善の提案を作成してもらえます。
外壁塗装のあれこれ編集部でも、見積書の内容が詳細な業者をおすすめしていますが、見積書の中身を比較検討できる事もメリットです。
相見積もりのデメリットは、「業者選定の手間が増える」「断りの連絡を入れなければならない」という事が挙げられます。
しかし、100万円単位の契約になる以上は、慎重に相見積もりをして比較検討する事をおすすめします。
当サイトでおすすめしている「ヌリカエ」では、専属アドバイザーが施主の要望をヒアリングをして、最適な業者のみで相見積もりを行う事が出来るサービスを無料で提供しています。
業者選定の手間が省けるメリットがありますので、特に初めて外壁塗装を行う方にはおすすめです。
また、相場の適正診断も行う事が出来ますので、そちらも活用してみると良いでしょう。
>>無料で相見積もり&外壁塗装の適正相場診断をしてみる。
工事の時期をチェック
外壁塗装は塗料の乾燥期間が必要なので、春や秋ごろの雨が少なく気候が良い季節が繁忙期です。
梅雨などの雨が多い時期は、塗装が行えず工事期間が延びてしまう事が懸念されて、比較的塗装の工程が空いている場合があります。
もしご自身のライフサイクルの中で「いつまでに工事を終わらせてほしい!」といった希望がなければ、閑散期を狙って依頼する事で価格交渉ができる可能性も考えられるでしょう。
ただ、人気の塗装業者になると、常に工程がいっぱいといったケースもあるため、一概に価格交渉が出来るとは言えません。
正直に「塗装時期をお任せする事で価格を抑える事が可能か」を担当者に聞いてみると良いでしょう。
当日・即日契約をしない
特に当日・即日契約を迫る業者は、訪問販売に多い傾向にあります。
訪問販売でも優良な業者は存在しますが、それでも当日・即日に契約する事は避けましょう。
当日契約で割引をすると言った場合でも、そのような提案をする業者は相場と同等か高い場合がほとんどです。
仮に相場よりも安かったとしても、工事内容が薄い場合も考えられます。
また、高額な契約になる外壁塗装を、当日に焦らせて契約させるような業者はおすすめしていません。
必ず相見積もりをして比較検討するようにしましょう。
出来る限り安く抑えたいなら職人直営がおすすめ
価格を安く抑えるという事に特化するのであれば、営業マンのいない職人専門の塗装店に依頼するのがおすすめです。
営業マンがいる場合は営業マンの人件費の分だけ高くなりますので、出来る限り費用を抑えたいという方にはおすすめ出来ません。
ただ、注意したい事は、相場よりも高いからと言って悪質な業者ではないという事です。
ハウスメーカーや工務店は高くなる傾向にありますが、お付き合いのある業者であれば手厚いサービスを受ける事が出来るメリットがあります。
メリット・デメリットを天秤にかけて、ご自身の要望に合った業者選びするのが一番です。
オリジナル塗料には注意が必要
オリジナル塗料は独自製品という事もあって他との比較対象がないため、本当に良いものか、価格は適正なのか、判断しにくいデメリットが挙げられます。
本当に良い製品もありますが、初めて外壁塗装を行う人にとっては難易度の高い選択になるでしょう。
また、オリジナル塗料で外壁塗装を行っている業者に関しては、費用面では注意が必要です。
オリジナル塗料の大半は、大手メーカーと共同開発を行うOEM製造のため、大手塗料メーカーが販売している製品と比較しても、価格面でメリットが大きいとは言えないでしょう。
オリジナル塗料を選択する場合には、塗料のグレード(樹脂)、単価、保証年数を聞く事をおすすめします。
シリコン塗料の場合はシリコンの含有量の違いから、同じシリコン塗料でも製品によって耐用年数が異なる場合がありますので、耐用年数が高いというのは鵜呑みにする事は避けましょう。
保証年数に関しても、単に保証が長ければ良いという事ではなく、免責事項も含めた保証の範囲や定期点検をどの程度行ってくれるかも重要な指標です。
上記のような事から、初めて外壁塗装を行う方にとってはオリジナル塗料は難しい選択になりますので、おすすめしていません。
助成金・補助金があるか確認する
お住まいの地域によっては、助成金・補助金がある場合があります。
リフォーム全般では対象となる自治体は多々あるのですが、なかなか外壁塗装で対象となるケースは少ない印象です。
遮熱塗料・断熱塗料を活用した「省エネ住宅改修補助金」で、10万円~30万円程度の助成金が出る場合があります。
外壁塗装の工事を行う前に申請が必要で、工事個所の写真や見積書などの必要書類を用意しなければなりません。
まずはお住まいの自治体のホームページの確認、お問い合わせをしてみるのが確実です。
または、当サイトでもおすすめしている「ヌリカエ」では、適正価格診断の他、無料で助成金・補助金の情報も共有してもらう事が出来ます。
>>助成金の情報も分かる!外壁塗装の適正相場診断をしてみる。
火災保険が適用できるか念のため確認
火災保険に関しては、経年劣化による外壁塗装では適用する事が出来ません。
自然災害による修繕が基本なので、外壁塗装で該当する場合はほとんどありませんが、該当する場合は工事費用が保険から出ます。
台風や雹(ひょう)被害などで、屋根の修繕で火災保険が適用できたというケースも多々あります。
外壁塗装の他、屋根塗装も同時にメンテナンスする方が大半だと思いますので、業者の事前の家の診断の際に火災保険が適用できるか念のため聞いてみると良いでしょう。
特に台風や雪害が多い地域は確認してみる価値はあると思います。
詳細の該当条件などをまとめた記事がありますので、火災保険に興味がある方は参考にしてください。
>>火災保険を使った外壁塗装は経年劣化では不可!デメリット・適用条件などを解説
外壁塗装でお金がない場合の支払いはどうする?
外壁塗装で定期的にメンテナンスをする必要です。
長年放置をしていると、余計に修繕費用が掛かる可能性もあるため注意しなければなりません。
ただ、外壁塗装の費用相場がおおよそ90万円~120万円程度する事を考えると、今すぐはお金がない方もいるでしょう。
そういった場合には、現金、クレジットカードの支払いではなく、リフォームローンを検討する事をおすすめします。
ローンは独自で外壁塗装業者が行っているものもあれば、銀行で受付をしてくれるケースもあります。
塗装業者が提携している銀行でローンの借入を行うと金利が発生するため、必ず総支払額のシミュレーションをしておかなければなりません。
大手の業者の場合は、支払い回数に応じて金利が無料という所もありますので、そういった業者を探すのもひとつの手段でしょう。
ご自身で金利無料の業者を探す手間・時間も面倒だと思いますので、そういった場合には一括見積もりがおすすめです。
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既に見積もりを済ませた方でも、適正価格を知るために利用される方も多くいます。
また、お住まいの助成金情報の聞いたり、相場の算定利用した後の勧誘の営業電話はなく、専門アドバイザーによる外壁塗装の相談をしてもらえるのも特長です。
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